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就職活動のスタートラインとして知られる企業の合同説明会、通称「合説」で疑問点を質問する学生は多いです。しかし、就職活動のルールは激変する時代を迎えました。企業によってはすでに「採用活動は終わった」所もあり、「合説から就職活動を始めよう!」というスタンスでは間に合いません。本記事では、これからの合説でやるべき本当の質問、取るべき行動を解説します。活動の遅れを合説でなんとか取り戻したい!という学生はぜひご覧ください。

1-1「合説で何を質問しようかな」では遅い?スピード勝負の就活事情

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まずは、昨今の就職活動の変化について解説します。2021年卒からの就活ルール撤廃に伴い、就職活動には大きな変化がもたらされます。また、2020年卒の学生もその影響を受けるでしょう。その実情をしっかりと理解し、合説での行動を考えましょう。

1-2多くの学生が合説前に企業と接触している

まず、多くの学生が就職活動が始まるとされた時期になる前に内定を得ます。インターンシップを初めとする事前の接触により、企業から事前に内定が出るからです。

最も大きな理由として、新卒一括採用制度の形骸化が挙げられます。常に経済成長が約束されていた旧来の日本では、企業の求める業務を着実にこなしてくれる人材が求められていました。しかし、今後経済成長率がどうなるか不安定な現代日本では、従来の枠にとどまらない柔軟な思考を持った人材を企業は欲しています。そのため、「横並びの一括採用ではなく有能な人材を事前に採用したい」と企業は考えているのです。これからは、人材の採用時期は通年行われ、新卒の給与は持っている能力によって大きな差が出る…という完全実力主義の時代となります。

1-3合説で顔を覚えてもらえるのはほんの一握り

これにより、合説が始めるころには、大企業はめぼしい人材の獲得を終えているという状況になっています。合説に型通りに参加し、セオリー通りの質問を行うだけでは、企業担当者の目に留まりません。「その他大勢」として処理され、効果的な行動にはならないでしょう。

合説で企業担当者に覚えてもらい、内定への第一歩とするには、今までとは違う行動をとる必要があります。疑問点に対する質問も、入念な対策が必要です。

2-1これだけはやめておけ!合説で「その他大勢」として処理される質問

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では、合説で行うべき本当の質問は何でしょうか?それを知る前に、まずは合説で「その他大勢」として処理されるダメな質問を解説します。これからの合説では、時間は一分たりとも無駄にはできません。効果的な質問ができるように、まずはダメな例から知りましょう。

2-2長々とした質問

「○○大学○○学部の○○と申します。この度は、貴重なお話とてもありがとうございました…私は、就活に参加するまでは未熟な学生で…ところでご質問があるのですが…」このように型にはまった長々とした質問をするのは、もはや逆効果と言えます。企業の担当者は合説で数百人にも及ぶ学生を相手にします。簡潔に話をしない学生に対して、好感を持つことはないでしょう。「高学歴なので学歴をアピールしたい」として自己紹介を長々とする学生もいますが、これからの採用は実力主義なので効果的とはいいがたいです。ビジネスの基本は、要点を得た簡潔な報告をすることです。シンプルな質問のほうが、企業の担当者の目を引きます。

2-3調べたらすぐわかるような質問

「休日はなんですか?」「どんな事業をやっていますか?」「福利厚生はどんなものがありますか?」合説は就活の入り口だからということで、このような質問をする学生もいます。合説が本当の意味で就活の入り口だった時代ならいざしらず、めぼしい人材を取り終えた企業はマイナスイメージを抱くでしょう。「合説の段階なら企業の事は調べつくしていて当然」と考えている担当者も多いのが今の合説、不用意な質問をするのは避けましょう。

2-4ネガティブな質問

「近年収益が悪化しているのはなぜですか?」「離職率が高いのが気になります」ネガティブな質問も企業の担当者は嫌がります。企業が欲しているのはそのような状況を打破してくれる存在であり、ネガティブな状況に二の足を踏んでいるかのような学生は好ましくないのです。また、学生レベルの知識ではネガティブな質問がそもそも的外れということもあり得ます。収益が悪化しているように見えてもトータルでは増益だったり、離職率も長期的にみると非常に低い場合があるのです。ネガティブな質問は、合説の段階では避けましょう。

3-1合説で顔を覚えてもらう質問をするために必要なこと

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それでは、合説で顔を覚えてもらうにはどのような質問をするべきでしょうか?インターンなどで内定を得ていない場合は、まず事前の準備をしっかりと行いましょう。アドリブでよい質問を出せる人間は限られているからです。合説でよさそうな企業を見つけてブースに入ってみる、という悠長なことはもはやできません。あらかじめ回る企業を決め、効果的な質問ができるようにしましょう。

3-2企業の情報を調べる

合説で初めて企業の情報を知る…では最早遅いと言えます。合説に参加する前に、自分の志望したい企業の情報は最大限調べておきましょう。全ての企業は調べきれないので、興味があったり実際に志望したい企業に的を絞る必要があります。単なる求人やホームページだけでなく、アニュアルレポートや決算説明会プレゼン資料など、企業が発行する資料を全て調べましょう。繰り返しますが、合説の段階では「企業の調べられる情報は全て調べて当然」という企業担当者も珍しくありません。

3-3浮かんできた疑問を深堀りする

企業の情報を調べ終わったら、「この企業はなぜ収益を挙げ続けられるのだろう?」「この企業の特色はなんだろう?」など疑問点が必ず浮かんできます。その浮かんでくる疑問点を深堀りし、合説でぶつけるべき最適な質問をなにか?を考えましょう。

企業の担当者にとってもはや採用活動の中盤~後半と言ってもいい合説。彼らの気を引けるような質問をするには、何度も深堀りしてそれでも解消できなかった疑問を質問にするしかありません。

3-4合説の場で効果的に質問する方法を考える

質問を考え終わったら、どのようにその質問を投げかけるのかを考えましょう。質問に対する印象は、内容だけでなく声の調子や身振り手振りにも左右されます。練習を重ね、本番で印象が良くなるよう試行錯誤を重ねましょう。

4-1これがおすすめ!合説で行うべき本当の質問の例

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合説で行うべき質問は、イベントの内容や企業の状況によって変わります。本来なら、企業を調査して自分で質問内容を考えるのがベストと言えるでしょう。ですが、中には「最適な質問と言っても何をしたらいいかわからない…」という方もいます。そこで、合説で行うと比較的効果の高い質問を紹介します。

4-2社内の雰囲気

社内の雰囲気というのは、求人情報や合説での説明では表に出てきにくい情報です。それらの情報を引き出すための質問は、担当者に直接聞ける合説ならではの質問と言えるでしょう。一味違う質問としては、「部署ごとの雰囲気に違いはありますか?」という質問がおすすめです。企業と一言で言っても、部署ごとに雰囲気や社風が違うのは珍しくありません。その違いを分かっている学生として、一目置かれます。

4-3求める人物像を理由とセットで

人物像は質問としてよくあるテンプレですが、求める人物像がある理由まで聞いてみるとより効果的になります。人物像がある理由まで聞いてくる学生はそう多くありません。ですが、求める人物像があるのは当然理由があり、会社の現状や目標と密接にリンクしているはずです。その点を分かっている学生であれば、一定以上の評価を得られます。

4-4活躍している社員の特徴

「ここ2~3年で活躍している社員の特徴は何ですか?」志望度の高い企業の合説なら、外せない質問です。若くして活躍している社員は会社の即戦力であり、企業が求めている人材そのものだからです。企業の担当者から聞き出すことができれば、貴重な情報となるでしょう。企業側も即戦力となる人材の情報を聞き出そうとする学生には、興味を持つはずです。

5-1まとめ

合説の段階で多くの学生が内定を得ている状態ですが、まだまだ優良企業に入社できる可能性は残されています。企業の担当者から話を聞いたのち、「どうしてもこの企業に入社したいのだが、どうすればよいか?」とアピールしに行くのも良いでしょう。ただ話を聞く学生と思っている企業の担当者も、不意を突かれるはずです。積極的な行動で、内定を勝ち取りましょう!

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